甘いものが主食です

普段は甘いものばかり食べている人間の、たまに作った料理の記録。

教科書通りにはいきません

ようやく月齢1ヶ月になりました。

 

強いこだわりがあったわけではないけれど、なんとかなっていたので母乳で。やってみて思ったのは周りからの「母乳足りてないんじゃ」攻撃は思っていた以上に激しく、母乳育児を希望している人には思いの外ダメージがあるな、ということ。

強いこだわりがあったわけではない私ですら嫌な気分だったので、母乳育児を希望して頑張っている場合のダメージは相当だろうな、と。

 

で、この足りていない攻撃に対抗するにはデータが一番のような気がします、しました。

私はとにかく母乳外来は育児相談などに通う事に。体重増加と乳量を見てもらえば自分も安心、説明もできる。必要なら混合にするなりの対応もできる。正直、子供を連れていくのは大変だし億劫だったりするけれど、ひとりで抱え込むより随分楽になりました。

 

 

ちなみに。

1ヶ月ぐらいまではお腹がいっぱいになれば寝ると言われますが、息子はそんな気配が全くなく。横になれば苦しそうにうんうん唸って、力んで。自分の唸り、力みで眠れないように見えました。

退院後に体重減少が見られたため指導の元混合にしたんだけど、そのころから排便が2~3日に1度になり、四六時中唸り力むように。ず~っと唸っていてとにかく寝ない。1ヶ月検診で相談したり、ネットで調べたりしたけれど排便が2~3日ごとになるのはよくあることのようで、解決策が見つからず。

ちょうどその頃、混合から母乳のみに移行していたんだけど、寝ない息子を見て色々な人から足りていない攻撃をうける事に。

でも授乳後に母乳を戻している様子から、言われるほど足りていないとも思えず。息子の飲む力も問題ないように思えるし。それに、寝ないのは排便ができなくて気持ち悪いとしか思えないし…。

とはいえ、体重が減っていた時期もあるので不安もあり…。

 

で、育児相談に通いました。

現在の解釈は「量は飲めるが消化を負担に感じる」タイプなんだろう、です。とくにミルクは負担がかかっているようです。混合の時は様子を見ながらミルクを加えていたのですが、量は飲めるのですぐに飲み干せてしまうし足りなそうな様子だし唸っていて寝ないしで。上限量を超えない範囲で増やしていたんですが、結果負担になる量になってしまっていたようです。

母乳のみになってから、相変わらず時間はかかりその度唸り力むものの、排便も日に数回になりかなりスムーズに。すっきりすれば眠るようにもなり、やっと少し落ち着いたかなといった感じです。

 

お腹がスッキリしないから寝ないんだ、足りる足りないが原因じゃないってずっと思っていたけど、足りない攻撃を受ける度に「お前は子供の事をちゃんと見ていない」と言われているようで嫌な気分になっていました。でも今は、体重も増えているしここまでは間違ってなかったと思えてほっとしています。

 

手さぐりの日々。できるだけ色々な人の意見を聞いて息子の様子と照らし合わせて、取捨選択しながらやっていきたいです。

 

振り回されないって難しいな。 

出産のこと 仕事のこと

優しいお子さんですね

とは、あるお店の店員さんに言われた言葉です。

幸い悪阻も軽く動けない程ではなかったので、ほぼ変わりない日常生活を送ることができました。店員さんとそんな話をしていたら、冒頭の言葉が。

 

8カ月頃まで仕事を続け産休を取りました。電車通勤、通勤時間約1時間、座れることはまれでしたが、幸い職場での最大の理解と配慮により続けることができました。

 

私の場合、職場の理解がありましたが、それでも無理をしがちでした。例えば多少具合が悪くてももうひと駅なら…と思い、そのひと駅が辛かったり。仕事をしている女性は大なり小なり無理をしがちなのかもしれません。もう少しなら大丈夫、そう思ってしまいます。無理をしそうになる度に、仕事と子供どちらを優先するのかを自分に問いかける日々でした。

 

満員電車でしたが、多くの方に席を譲っていただき感謝するやら申し訳ないやら…。優先席に座る事もあるのでマタニティーマークは付けていましたが、本当に色々な方が席を譲ってくださいました。時には遠くからわざわざ声を掛けてくださったり、ご自身も小さな子を抱いているのに譲ってくださったり。見ず知らずの方々の好意で電車通勤も乗り切る事が出来ました。本当に感謝してもしきれません。

 

私は職場の理解や色々な方の好意に加え、体調もそこまで悪くなる事もなく仕事を続ける事ができましたが、悪阻が酷かったり安静指示が出た場合の仕事との両立は難しいのかもしれません。

仕事との両立を希望している場合、難しいかもしれませんが少しでもその願いがかなうといいなと思います。

出産のこと 立会出産のこと

予定日より6日遅れ、約29時間の長丁場の末、約3400gの大きな息子を出産しました。

 

前日の検診でも産まれる気配はなく、内診をし、陣痛がこなければ4日後に入院となり帰宅。内診が効いたようで、翌朝にはすでに5分間隔の陣痛がきていました。病院に行き即入院。幸い母が仕事を休めたので、母付き添いのもと出産に備えました。

 

この時はお産の進みも順調で、おそらく夜~深夜頃、日を越える前にはお産になるだろうと。入院した時点で夫には連絡しましたが、病院までは5時間程かかるため、もしかしたら間に合わないかもぐらいの気配でした。

 

様子が変わったのは夕方頃。母体の準備は整った感じなのですが、赤ちゃんの準備が進まない。この頃から、あとどのぐらいといったような目安が伝えられなくなりました。様子を見にくる度に伝えられるのは、もう少しかかりそうですね、の言葉ばかり。

 

夕方には夫も到着し、ここから先の見えない戦いが始まりました。どれだけ時間が経ってもお産が進まない。目安も教えてもらえない。私もですが、付き添っていた母も夫もふらふらです。

結局明け方頃に、お産が進まない為この後くる医師によって何らかの判断がされるだろう、と告げられました。医師が来るまでは後約2時間。この2時間は本当に長かったです。それまでは唸って気づけば2~3時間は過ぎていたのに、唸っても唸っても数分しか経ってなくて。

 

その後、陣痛促進剤を使う事が決まりました。また、途中で何かあった場合は緊急帝王切開になることも併せて告げられました。すでに心が折れていた私は最終的に帝王切開になるような気がしてならず、最初から帝王切開にできないかお願いしましたが聞き入れてもらえず。

最終的には陣痛促進剤で夫立会いの元、出産となりました。

 

立会出産については何度も話し合いました。

夫は立会を基本的には希望しており、そのための準備もしてくれていました。が、トラウマになる場合もあるといいますし、病院や血などが苦手なタイプです。私も同じタイプなので、自分で考えるとトラウマになる可能性が大きいように感じます。立会出産は父親の自覚を育てると言いますが、その面に関してはすでに十分自覚してくれています。トラウマになるなら無理に立ち会う必要はないのではないか、と。夫は、トラウマになるのは怖い、でも立ち会いたい、と。

結局明確な答えは出ないまま、ただ里帰り出産のため実際は立ち会いは難しいのではないかとお互い思っていたのです。

 

実際は陣痛に耐える私を誘導する形で、そのまま立会出産へ。幸いトラウマになることもなく、とても冷静に対応してくれとても心強かったです。無事に産まれた時に涙ぐむ姿を見た時は、私たちの場合は立会出産で良かったのだと思いました。

 

里帰りとはいえ両親も仕事をしていますし、夫は遠方。出産時は基本的にひとりで挑むイメージでいました。幸い母も夫も付き添ってくれ、終わってみるとひとりでは到底乗り越えられなかった29時間だったと思っています。ひとりならもっと早い段階で諦めていたな、と。私は恵まれていたな、と。

 

分娩時の立会は無理にしなくても…と今でも思っていますが、陣痛中の付き添いは時間が許すならぜひしてほしいと思います。それがどれだけ心強いか、経験して身に染みました。陣痛中に付き添ってくれるだけでも、立会出産だと思います。

 

感謝の気持ちを忘れずに、これからも伝えていきたいと思います。